溝の口たまい高難度@DQW

ホッピーと焼き鳥でドラクエウォークの高難度を楽しむFC版DQ世代です。

DQ3イベント感想

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長かった3イベントも終了。メタキンコインはいっぱい貰ったけど、個人的にはちょっとイマイチな作りだったなあ、というのが正直な感想です。

私のような古いDQ3プレイヤーはこのイベントで「やっぱ3はよく出来てたよなあ」て懐かしい思いに浸りたかったし、3をプレイしてない方には「面白そうだなあ、HD-2D版買ってみたいな」て思わせる作りにして欲しかった。色々な新しい試みは理解していますが、「経験値の補填」とか「プレイヤー間の格差是正」とか、違うところに意識が向きすぎ、何か根本的な【DQ3の魅力】という部分がないがしろになってたんじゃないかなあと感じてしまいました。

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(↑戦士装備上下は取れたけど…ここはゴルパスでよかったと思うよ 笑)

 

先日ロマリアだのイシスだの色々書き、繰り返しになりますが、やはりDQ3の魅力の根本は【冒険の自由を感じられること】だと私は思っています。

◆パーティを好きに組める自由

◆世界を好きに冒険できる自由

本当にこれに尽きる。酒場メンバーに名前をつけるだけで1日考える。僧侶を女の子にするかで迷う。くさりがまを買うか、戦士におおばさみを買うか迷う。特に船を取ってからはオーブ集めの順番も決まってないし、山彦の笛も悟りの書も別に取らなくてもいい。学校から帰ってランドセルを置いて、地図を片手に今日はどこに行こうか考える。突然海上でテンタクルス3匹に会ってボコボコにされる…

それら全て含めて、たかがテレビ画面の中の話なのに「冒険って楽しい!」と心から思った…。

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この「自由な体験」があってこその後半のアレフガルド大陸に繋がる。「フィールドが常に夜」というのがどんなに暗く、陰鬱としてつまらないか。私は当時子供心にそう感じました。

父の死を目の当たりにした直後、最後にゾーマが「なにゆえもがき生きるのか?」と問いてくる。

ラストバトルを前に、プレイヤーの脳内には今のパーティメンバーと歩んだここまでの全ての冒険の日々が走馬灯のように呼び起こされる。アリアハンを出た日、ピラミッド、黒胡椒、朝の宿屋も、夜のテドンの村も、アッサラームぱふぱふも、バラモスも…今のパーティで戦った日々の全てが…

ゆえに、その問いにはこう答えるでしょう。

「死にゆくものが美しい?笑わせないでくれ。僕はもがき生きるよ。まだまだ生きて冒険したいから!」

(ここでBGMは勇者の挑戦に)

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若干妄想もありますが、私のDQ3イメージはこんなです(笑)

2イベントはメガモンシドーのベホマとか古参をクスッとさせる仕掛けがあったり、5イベントはパパス視点になる泣きの演出があったりして面白かっただけに、ちょっと今回は残念でした。

スマホのゲームに何を期待してる?」と言われればそれまでですが、DQWは過去のドラクエブランドあって成立している存在であることは事実。原作をリスペクトする姿勢をもっとわかりやすく提示したほうが、よりよかったんじゃないかな、というのが感想でした。

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最後に私の好きなドラクエ3のソクラスを。


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ドラクエ3の中でも屈指の投げかけだったと思うソクラス。一日中、朝も夜もスマートフォンが手放せなくなってる今の私たちに、一石を投じるテーマとして彼の話をちらっとでも出して欲しかったなあと思いました。

(長々読んで下さった方、ありがとうございます!).