ドラクエウォークの3イベント、3章で一番ずっこけたのはダーマの神殿イベントもなく、いきなり酒場に賢者がいたことです 笑
賢者は「酒場で雇うことができない特殊な職業」であり、悟りを開かなきゃなれない。ただ、飲んだくれの遊び人もうっかり悟りを開くと賢者になるという、このへんがDQ3の「自由」というテーマに合ってたと思うんです。
先日書いたように、ロマリアでは「王と庶民(身分)」、ノアニールでは「人間とエルフ(種族)」というテーマがあり、そしてイシスでは「美しい者は本当に幸せか(遺伝)」というテーマが投げかけられる。
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このイシス女王の「心にシワはできませんわ」は大好きなセリフなのでTwitterにも何度か書いてますが、こういうイベント一つ一つが「自由とはなにか」「生まれつきあなたの人生は決まってるわけではない」というメッセージをプレイヤーに感じさせる仕組みになっていたと私は思います。
で、ちょうどLV20くらいになったとこでダーマの神殿に到着し、「転職」システムが解放される。
ゲーム的な面白さはもちろんだが、『君たちはこれからどんな生き方をしてもいいんだぜ』とプレイヤーにいきなり投げられること、悟りの書を取って賢者になるのも、今の職業を極めるのもあくまで「全て自由」であること…それがDQ3のシステムと物語がちゃんとリンクしてる面白さだったと思います。
世界を巡りながら【プレイヤー自身が様々な文化、人種、価値観といういつの時代も普遍的な事象と出会い、感じ、考えながらキャラクターとともに強くなっていくシステム】。そしてオルテガの後を追いながら、未来の歴史を作るロトの物語が始まること…これが私はDQ3の本質だと思うので、この辺をウォークのイベントももうちょっとわずかでも拾ってほしいなあ、というのがオッサンの本音です。
↓この箱の絵がそのテーマを全て表現してると思うので…