据え置き型ゲームの良さは、「ゴールが動かない」ことだと思う。
昨今のネットゲーム、スマホゲームは良い意味でバージョンアップが繰り返され、上手にバランス調整される反面、常に運営の手の内でゴールの場所が調整され、踊らされているような印象を受ける。
もちろん「そういうものだ」というのは理解してプレイしているが、ふと「自分が攻略している」のではなく、「運営が日々動かしているにんじんを追いかけてる」だけのような虚しさを感じる時がある。
だからこそ、私はドラクエウォークに関してはどこまで「自分主体で」高難度攻略できるかを試してみたいと思っている。そこが楽しめないと感じたらたぶんやめるだろう。
ソシャゲとTwitter(X)は似ている。常に今の成果に一喜一憂し、それを一瞬共有し承認欲求が満たされるのかもしれないが、明日にはもうその足跡もタイムラインという高速のベルトコンベアに乗ってはるか向こうに流されている。
私はゲームというものをもう少しだけ、慌てず、落ち着いてプレイしたいというのが本音である。スピードではなくゆっくり考えて挑戦し、負けたらまた一晩寝てからじっくり練り直して挑みたい。
一日は24時間しかなく、また自分にとって心地よい時間配分というのは人によって異なる。「マイペースでいきましょう!」というのは簡単だが、ゲームの中くらい誰にも干渉されずに自分で決めた時間軸でプレイしていきたいものである。